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いじめを止める!
<学校の方々へ>
第一に、いじめが発覚したら、いじめっ子を登校停止にすることを真剣に検討し、できるだけ実行してほしいと思います。
学校教育法の26条・40条では、小中学校において、他の児童・生徒に、傷害や心身の苦痛、財産上の損失を与える行為をするような児童・生徒に、教育委員会が出席停止を命じられることになっています。
この法律は、まさにこうしたときのためにあるのだと思いますので、これに基づいて対応をしてほしいと思います。
いじめられっ子の不登校を積極的に認めるのは当然ですが、何も悪いことをしていないいじめられっ子が学校に行くことができなくなり、教育を受ける権利を奪われているのに、犯罪的なことをしているいじめっ子たちが学校へ来て授業を受けているというのは理不尽ではないでしょうか。
学校に来れなくなるのは当然いじめっ子たちであるべきだと思うのですが...。
それから、それができないとしたら、せめていじめられっ子と同じクラスで授業は受けられないように、年度途中でもそのいじめっ子のクラス替えをするか、別室で個別授業を受けさせるなどして、いじめる側といじめられる側が場を共有しにくいような措置を実施してほしいと思います。
また、教育現場には、警察の介入を避ける空気があるかもしれませんが、人の命がかかっている重大な問題なのですから、警察への連絡も積極的に検討すべきではないでしょうか。
第二は、学校内のいじめ対処への協力体制についてです。
いじめが発覚した場合、そのクラスの担任だけでは対処しきれないかもしれません。
いじめにはとても根深いものもありますから、そうなる場合もあるでしょう。
したがって、隣のクラス担任や授業に関わりのある先生たちが一丸となって注意深くそのいじめを監視し、対処してほしいと思います。
学校の中には、実際にこれを実施しているところも多いでしょうが、まだのところは是非この体制を整えるよう、よろしくお願いします。
いじめは、子どもの命に関わる大問題ですから、事態を決して甘く見ることなく、学校におけるいろいろな問題の中でも、優先順位を第1位にして、学校内の緊密な連絡・協力体制を整えて対処していただきたいと思います。
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