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いじめを止める!

<ご両親の方々へ>

    ●いじめの発見

 まず、子供がいじめられている徴候を見逃さないようにお願いします。 子供は単純だから、いじめられたら泣いて親に訴えるだろうと考えるのは間違いだと思います。 小さな子供であっても、子供なりのプライドを持っていて、自分がいじめられているというのは惨めなことのように感じてしまい、それを人に言うのはとても耐え切れないと感じてしまうようです。 まして、いじめられるような子供たちはとても優しく、両親を大切に思っています。 自分がいじめられているということを知ったら、親は悲しむし心配するだろうから、親がかわいそうだと考えて、親には言えない子供も多いようです。
 そんな純粋な気持ちを持った子供たちの危機にぜひ気づいてあげてください。

    ●いじめへの対処

 そして、自分の子供がいじめられているとわかった時、「勇気を持って堂々と立ち向かえ」などとは決して言わないでほしいと思います。
 いじめは、子供同士のほのぼのとしたじゃれあいや対等なけんかとは違います。 1人の弱い者が、暴力的な集団によって、とても残酷な目にあわされます。 とても一人で立ち向かえるようなものではない場合も多いはずです。 こんなとき、学校という場が生活のほとんど全てを占める子供たちは、大人とは違って逃げ場を持っていないため、その苦痛は想像を絶します。 こうした場合、学校ともよく相談し、いじめが終わるまで子供をそんな恐ろしい場所からは遠ざけるべきではないでしょうか。
 そもそも学校に行くのは子供のためになるからであるはずです。 その学校が、子供の精神を大きく傷つけ、子供の将来の人格形成にさえひどい悪影響を与えるような場所になってしまっているとしたら、その間は決してそんなところに行かせるべきではないと思います。
 真剣に転校も考えてあげてください。
 そして、精神的にとてもたいへんな目にあっている子供に対し、ぜひ、「全力であなたを守るから」と言ってあげてほしいと思います。

    ●加害者である可能性

 そして、もう一つ、自分の子供が誰かをいじめている可能性にも注意してあげてください。 自分の子供がいじめられ、傷つけらているのは耐えられないが、他の子供をいじめているのは気にならない、と考える方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。 でも、もしあなたの息子の加わる集団にいじめられていた子供が自殺した場合には、取り返しのつかないことになると思います。
 誰かをいじめるということはたいへん残酷な犯罪行為であって、決してしてはいけないということを家庭で言い聞かせていただけるとよいのではないでしょうか。


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