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いじめを止める!
<いじめられている子たちへ>


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    ●いじめられる私[わたし]が悪[わる]いの?

 あなたには全然[ぜんぜん]悪[わる]いところも直[なお]さなきゃならないところもありませんよ。 よく、いじめにはいじめられる方にも原因[げんいん]があると言う人がいるけど、それは間違[まちが]いです。 そういうふうに言う人たちはいじめのことをあんまりよくわかっていないんです。 太っているから、動作[どうさ]が遅[おそ]いから、まじめだから、クラいから、勉強[べんきょう]ができるから、目立[めだ]つからっていじめられる人がたくさんいる。 でも、そんなこと、悪[わる]いはずがないじゃないですか。 そんな理由[りゆう]でいじめる人たちが悪[わる]いに決まっています。 あなたは堂々[どうどう]としてればいいんですよ。

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    ●なぜいじめっ子たちは私[わたし]をいじめるの?

 いじめっ子たちがいじめをするのは、あなたをいじめるのがとてもおもしろいからです。 あなたが泣[な]たり痛[いた]がったり、みんなから無視[むし]されて一人ぼっちになるのが、いじめっ子たちはとてもおもしろいんです。 いじめる人たちは他[ほか]に楽[たの]しいことがないからあなたをいじめて喜[よろこ]んでいるんです。 いじめっ子たちは強[つよ]い人たちじゃなく、心[こころ]の貧[まず]しい人たちなんですね。 そして、いじめるのはあなたでなくてもいいんです。 たまたまあなただっただけなんですね。 だから、あなたは早く逃[のが]れなきゃいけない。

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    ●学校に行くのがとてもつらいんだけど...

 学校はあなたのためにあります。 あなたが学校に行くのは、学校があなたのためになるところだからです。 だから、もし学校があなたのためにならないばかりか、あなたに耐[た]えられない苦痛[くつう]を与[あた]える場所[ばしょ]だとしたら、そんなところに我慢[がまん]して行く 必要[ひつよう]は全然[ぜんぜん]ないんですよ。
 あなたはまだ小学生や中学生で、学校がすごく大切[たいせつ]なところみたいに思うかもしれません。 でも、学校なんて、別[べつ]に行かなくてもいいんですよ。 もちろん、学校に行く方がいろいろ勉強[べんきょう]できたりしていいのですが、 あなたの命[いのち]や心を傷[きず]つけてまで行かなきゃいけないところではないんです。 別[べつ]にちょっとくらい行かなくたって全然[ぜんぜん]なんともないんですよ。 大学生とかになると、学校なんか授業[じゅぎょう]があっても行かないのが普通[ふつう]なくらいですから。
 いじめっ子たちがひどいことをするなら、堂々[どうどう]と学校休んでしまえばいいんですよ。 休む理由[りゆう]は、「○○くんと△△くんにいじめられるのが痛[いた]くて恐[こわ]いから。」って学校に言っちゃえばいいんです。 それでも恐[こわ]いなら、お父さんやお母さんに言って、転校[てんこう]させてもらうといいですよ。 本当は、いじめてる人たちが転校[てんこう]するべきなんですけどね。 だってあなたには何の悪[わる]いところもないのに、いじめっ子はとても悪[わる]いことをしているんですから。
 とにかく、我慢[がまん]なんかしなくていいんです。 学校を休んじゃいましょう。 ちょっと休んだらまた学校に行ってみて、またいじめっ子たちが何かしてきたら、また休んじゃいましょう。 で、休む理由[りゆう]は、「○○くんと△△くんがまたいじめてきたから。」。 たぶん、すぐに、いじめっ子たちはいじめをあきらめると思[おも]いますよ。

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    ●いじめっ子に立ち向[む]かう勇気[ゆうき]を持[も]てって言われたけど怖[こわ]いです...

 そんな勇気[ゆうき]はなくていいんですよ。 そんなことを言う人はいじめが子ども同士[どうし]のけんかくらいのものだと思[おも]っていて、 とてもひどくて残酷[ざんこく]なものだとわかっていないんですね。 いじめっ子たちはとても卑怯[ひきょう]なので、何人[なんにん]かでひどいことをしてきます。 あなた1人で立ち向[む]かおうとしなくていいんですよ。 だって怖[こわ]いですよね。 相手[あいて]が何人[なんにん]かいるんですから、1人で立ち向[む]かうのはとてもたいへんですよね。 こういうときこそ、大人[おとな]の力を借[か]りましょう。 先生や親[おや]に言うのは何[なに]か卑怯[ひきょう]な感[かん]じがするかもしれません。 「チクるな!」って言われるかもしれません。 でも、卑怯[ひきょう]なのは何人[なんにん]かであなたを襲[おそ]ってきたり、暴力[ぼうりょく]をふるってくるいじめっ子たちの方[ほう]です。 「チクる」のは、あなたが自分[じぶん]を守[まも]るとても強力[きょうりょく]で 大切[たいせつ]な方法[ほうほう]です。 いじめっ子たちはチクられるのが怖[こわ]いんですよ。 だからわざわざ「チクるな!」って言うんです。 あなたがチクらなければ、いじめっ子たちの思[おも]うつぼですよ。 遠慮[えんりょ]はいりません。 どんどんチクっちゃいましょう! あなたが持[も]つべき勇気[ゆうき]は、チクる勇気[ゆうき]です!

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    ●どうしたらいじめられなくなるの?

 まずは先生に言うことが大切[たいせつ]です。 もしかしたらあなたは、親[おや]に言うのは恥[は]ずかしかったり、親[おや]に心配[しんぱい]をかけたくないと思[おも]うかもしれません。 それだったら、先生に、親[おや]には内緒[ないしょ]ってことで相談[そうだん]をするという方法[ほうほう]もありますよ。 そして、先生にしかってもらったのに、もしいじめっ子たちがまた何[なに]かしてきたら、先生に何度[なんど]でも言ってしまいましょう。 いじめっ子たちは、先生に隠[かく]れてあなたをいじめてきます。 とても卑怯[ひきょう]です。 いじめっ子たちは、あなたによくないところがあるからいじめているのではなく、ただ楽[たの]しいからいじめているのです。 いじめるたびに先生に怒[おこ]られたり、家[いえ]の人に怒[おこ]られたりすれば、 いじめっ子たちはそんな嫌[いや]な思[おも]いをしてまであなたをいじめることはなくなるでしょう。 ちょっとだけ勇気[ゆうき]を出[だ]して先生に言ってみてください。 1人で我慢[がまん]しなくていいんです。 先生の前[まえ]で涙[なみだ]を流[なが]して、「いじめられるからもう学校に来[こ]れない。」って言ってみてください。 先生はあなたを助[たす]けてくれるはずですよ。

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    ●親[おや]には言いたくないなあ...

 いじめられていることを親[おや]には言いたくない、とあなたは思[おも]うかもしれません。 自分[じぶん]がいじめられているのは恥[は]ずかしいし、親[おや]に言ったら親[おや]が心配[しんぱい]するしかわいそうだからとあなたは思[おも]うかもしれません。 もし、どうしても言いたくない場合[ばあい]は学校の先生だけでもいいとは思[おも]います。 でも、できればすぐに親[おや]に言ったほうがいいですよ。 いじめられてることは恥[は]ずかしいことではありません。 あなたには悪[わる]いところなんかないし、弱虫[よわむし]でもないんです。 いじめられたっていうのは、犯罪[はんざい]にあったのと同[おな]じことなんです。 例[たと]えば、あなたが道[みち]を歩[ある]いていて泥棒[どろぼう]にあって何[なに]かを盗[ぬす]まれたとします。 あなたは家[いえ]に帰[かえ]って親[おや]に言いますよね。 それから警察[けいさつ]にも連絡[れんらく]して悪[わる]い犯人[はんにん]たちを捕[つか]まえてもらうでしょう。 いじめられたときも同[おな]じことです。 悪[わる]い人たちにあなたが取[と]り囲[かこ]まれ、痛[いた]めつけられたのです。 親[おや]が悲[かな]しむかもしれないと思わないでください! あなたは、とても優[やさ]しいから、あなたを育[そだ]ててくれている家族[かぞく]に心配[しんぱい]をかけるようなことはしたくないと思[おも]うかもしれません。 でも、あなたが1人で悲[かな]しい思[おも]いをし続[つづ]けることのほうが親[おや]はずっと悲[かな]しいはずですよ。 なにも隠[かく]すようなことじゃないんですよ。 あなたが今いじめられていることはたいへんなことなんですから。 親[おや]に言って、一緒[いっしょ]にどうしたらいじめられなくなるか考[かんが]えてもらいましょう。 大人はいろんな方法[ほうほう]を知[し]っていますよ。 親[おや]に言えば、すぐに解決[かいけつ]することも多[おお]いですよ。 あなたの親[おや]は全力[ぜんりょく]であなたのことを守[まも]ってくれるはずですから。

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    ●みんなから無視[むし]されてます

 学校でみんなから無視[むし]されたら、学校に行くのが毎日[まいにち]とてもつらいし、生きているのが悲[かな]しくなってきますよね。
 こういうとき、あなたは、周[まわ]りが真[ま]っ暗[くら]に思[おも]えるかもしれません。 でも、あなたはあまり気[き]にしない方[ほう]がいいですよ。 だって、人を無視[むし]するような人たちは、心[こころ]がおかしい人たちですよね。 何[なに]も、そういう人たちと無理[むり]に話[はなし]ができなくたっていいじゃないですか。 そういう人たちと仲良[なかよ]くなろうとしなくていいと思[おも]いますよ。
 あなたは、今[いま]は、学校が一番[いちばん]大切[たいせつ]だと思[おも]っているかもしれませんが、友達[ともだち]は他[ほか]でも作[つく]れますよ。 例[たと]えば、塾[じゅく]に行くとか、習[なら]いごとをすれば、そこで友達[ともだち]ができます。 あなたのことを知[し]っている学校の人がいると困[こま]りますから、親[おや]にたのんで、ちょっと遠[とお]い塾[じゅく]や習[なら]いごとに行かせてもらうとよいと思[おも]います。 それから、今[いま]は、インターネットもあるのですから、インターネットで友達[ともだち]を作[つく]ることもできますからね。 家族[かぞく]の人に相談[そうだん]すれば、友達[ともだち]を作[つく]るのにいいホームページを見[み]つけてもらえると思[おも]いますよ。
 それから、みんなから無視[むし]されていたとしても、あなたにやさしくしてくれる人が一人でもいたら、その友達[ともだち]を大切[たいせつ]にしてくださいね。 その人は、すごく勇気[ゆうき]のあるすばらしい友達[ともだち]ですから。
 あなたは、今[いま]は、みんなから無視[むし]されて、とても悲[かな]しい気持[きも]ちかもしれませんが、それはそのうち終[お]わります。 高校[こうこう]は、みんな別々[べつべつ]のところに行きますし、高校[こうこう]を卒業[そつぎょう]すれば、今[いま]いる場所[ばしょ]から遠[とお]いところに一人で住[す]むこともできます。 今[いま]のあなたを知[し]ってる人がいないところで、新[あたら]しくスタートができますよ。
 それから、暴力[ぼうりょく]をふるわれたら先生に言いやすいけど、無視[むし]されただけで先生に言いにくいとあなたは思[おも]うかもしれません。 でも、ある人をみんなで無視[むし]するっていうのは、とても残酷[ざんこく]で許[ゆる]されないことです。 先生は、とても怒[おこ]ってくれるはずですよ。 だから、無視[むし]されたときも、すぐに先生に言ってくださいね。

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    ●お金[かね]や物[もの]をとられました

 それはたいへんなことです。
 先生や学校に連絡[れんらく]するのはもちろんのことですが、そういうときは警察[けいさつ]にも相談[そうだん]しましょう。 なぜなら、お金[かね]や物[もの]をとるというのは犯罪[はんざい]だからです。
 三重県[みえけん]のある中学校の3年生の生徒[せいと]が、同級生[どうきゅうせい]から、ケーキなどを何回も買わせられました。 この生徒[せいと]は我慢[がまん]できなくなって、昔[むかし]警察官[けいさつかん]だった人に、そのことを話[はな]しました。 その警察官[けいさつかん]だった人が、警察[けいさつ]に知らせてくれ、ケーキを持[も]ってこいと言っていた人たちは、警察[けいさつ]に逮捕[たいほ]されました。 これは、恐喝[きょうかつ]という犯罪[はんざい]だからです。
 2006年11月27日のことでした。
 お金[かね]でも、ゲームソフトでも、おかしでも、持[も]ってこいと脅[おど]されたら、それは恐喝[きょうかつ]という犯罪[はんざい]になります。 暴力[ぼうりょく]をふるわれたら、それも犯罪[はんざい]になります。 ちゃんと警察[けいさつ]に言えば、警察[けいさつ]はそういう悪[わる]い人たちを逮捕[たいほ]してくれます。
 それから、そういうことがあったときには、何月何日何時[なんがつなんにちなんじ]に、どこでそういうことがあったのかをメモしたりしておくと証拠[しょうこ]になることもありますから、 そういう人たちをやっつけるためにも、日記でもなんでもいいですから、しっかりとメモに残[のこ]してしまいましょう!

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